mNejiと申します.
この近くのスレッドで複素関数の正則性をもとに,実数部の関数を与えられた時に,虚数部の関数を求めて...云々...という問題で,馬鹿正直にコーシー・リーマンの関係式から算出するという馬鹿な事をしてしまいました.
それをご覧になった,toorisugari no Hiroさんがとてもクールな別解を提示されて,幾つかの論議が起こりました.
その結果,若いときに複素関数論に躓いたのが「複素関数論」のトップにでてくる「コーシー・リーマンの関係式」が合点できなかったり,「正則性」のイメージを持てなかったので,複素関数論から背を向けてしまった事に気づきました.
しかし,toorisugari no Hiroさんのご解説から,こんなにフルーツフルな複素関数論を,特に流体力学で「渦」使いになりたい私が無視してはいけないと悟りました.
従って,意外と知られていなさそうな複素関数についてのQ&Aを初めさせていただきます.
【Q001】参考資料を教えてくださいませ.:D)
複素関数論の周辺を勉強するにあたり,ご推奨の参考書ないしはインターネット・サイトなどをお教えくださいますか.
これは,適宜,私が責任をとって集計し,纏めます.ジャンル(数学,物理,工学なんでも可)です.
> 【Q001】参考資料を教えてくださいませ.:D)
「流体力学 (前編)」今井 功(裳華房)
昔「複素解析を勉強したいなら,流体を勉強しなさい.流体を勉強したいなら,今井さんの本を読みなさい」といわれてこの本を読んだ(読もうとした)ことがあります.確かに豊富な例があって勉強になるのですが,豊富すぎて挫折してしまいました.絶版にならないうちにもう一度手に入れて読んでみようかな.
> 馬鹿正直にコーシー・リーマンの関係式から算出するという馬鹿な事をしてしまいました.
「馬鹿な事」はコーシー・リーマンの関係式に失礼です.:-) 基本はmNejiさんのやり方だと思います.
昨日図書館から借りてきたのですが,
複素解析と流体力学,今井 功・著,日本評論社,1992-03,ISBN:4-535-60601-3
toorisugari no Hiroさんのご意見を見た後で,見返すと,2次元流に限っているので,見通しがいいようです.
この際,流体力学と複素関数論とを一度に勉強するチャンスか.
残念な事に,品切れみたいです.
>> 馬鹿正直にコーシー・リーマンの関係式から算出するという馬鹿な事をしてしまいました.
>「馬鹿な事」はコーシー・リーマンの関係式に失礼です.:-)
いまごろ気付くのが遅すぎますが,リーマン幾何学のリーマンさんなのでしたか. 理化学辞典によると;
Georg Friedrich Bernhard Riemann (1826-1866) ドイツの数学者 Riemann summary
Augustin Louis Caucy (1789-1857) フランスの数学者 Augustin Louis Cauchy - Wikipedia, the free encyclopedia