はじめまして.はじめて投稿させていただきます,ぽんたと言います☆ 私は看護学生です.看護学校に入学して,生まれて初めて物理の講義を受けています・・がすごく苦手です.
今日の講義で「有効桁数とはどのようなものであるか,説明しなさい」といわれたのですが,答えられませんでした.
自分で教科書など使って調べて,有効桁数が範囲が狭く・測定値として精密であるということは分かったのですが,具体例を出して明確に説明することがどうしてもできません.教えて下さい.
そうですね. 物理や化学では何かの値を求める時複雑な計算を経て出す事がままあります. そういったときは大抵文字式で式を立ててからそこに実写居の値を代入するのですが, 少数や累乗根などが入り混じった「汚い」値になることが殆どです. そのような場合,勿論厳密に計算してもかまわないのですが, 計算をややこしくする小数部分が与える影響は十分小さく,また厳密に計算したとしても実際の値と言うのは測定値ですから測定誤差は最初からあるものとしなければいけません.よって無意味な計算はしなくてもいいように,有効数字,つまり意味のある桁数までで計算してよいと言う事ですよ.
はじめまして.
ご自分の体重を量られていますか? 最近の体重計は,デジタルで,体重以外に体脂肪率とか筋肉量などといろんな値が出てきますね.面倒なので,体重と体脂肪率だけ量ってます(笑).
体重は計測中に,0.1kgのところで振れていますが,計測中の平均値を取るらしく,そこそこの値です.このように体重測定のばあい,生物では,重心の移動が大きいので,体重測定にはある種の乱雑な誤差を生じます.おなじ体重計で,お肉屋さんからかってきた「牛肉」はぴたっとした値が出るはずですよね.
従って,生体の重量は凡そ100g程度の有効数字,お肉屋さんでは1〜10g程度の有効数字と思われます.
生体の身長は173.5cmとはいいますが,173.52cmとは言いませんね.
看護の世界でも,血圧・脈拍なども実際的な有効数字で計測すると思います.
それらの値を表にしたり,グラフにしたり,相関関係を計算する時に,其々の持つ有効数字を念頭にデータ処理すると良いですね.
ぽんたさん,はじめまして.普通,体温をはかるとき,”わー,38度5分(38.5℃)もあるー!”とかいいますよね?これは有効数字3桁で言っています.ですから,本当は38.51℃かもしれないし,38.50℃(有効数字4桁)より高いかもしれないのがわかりますか?38.5℃と38.50℃では意味が違うんです.こないだ病院で,看護師さんが,”体温37℃!”と言って何度もお医者さんに聞き返されていましたが(37度何分だ?!,ですから37度です!),これがおかしいのがわかりますか?普通,有効数字3桁で言っているわけですから,”37.0℃!(または37度0分)”と言うべきですよね.ゼロだからつけなくてもいいとか,いくつつけてもいいわけではありません.例えて言えば,100%より,100.0%の方が信用できるということです.看護学にとって物理学は単なる教養の一つではなく,現場で必要不可欠なものなので,ぜひ頑張って下さいね :)
ZIGさん,mNejiさん,やかんさん教えていただいてありがとうございました!! どんなものなのか理解できました.本当に助かりました.
明日からテストなんで,(講義も)しっかり頑張ります.